名古屋ボストン美術館
「美術する身体 ピカソ、マティス、ウォーホル」
内覧会に行ってまいりました。
http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/bodytoart-201409/point.html
個人的に面白かったのは第一章。
裸婦像などが抽象的に描かれているのですが、
輪郭でもなく、動きでもない(と素人目には思える)
緻密で不思議な線がたくさん。
それなのに、パッと遠目に見て、
直感的に何が描かれているのか伝わってきます。
絵に近づいてひとつひとつの線を追うと
一目見てわかったものが却ってわからなくなります。
どうしてこの線を描いたのか。
どうしてこれだけの線があって違和感がないのか。
その描写力と、人間の脳の補完能力の不思議を感じました。
ちなみに、後からいただいた図録を見ると、
実物から受けた印象とは全く違い、
インパクトが少なく面白みに欠けて感じました。
やはり間近で見る筆致とサイズ感は図録では伝えきれません。
ぜひ、展覧会に足を運ぶことをおすすめします。
それにしても、村上隆作品は特徴的ですね…。
好きではないのですが、アイコン化がすごいと思います。
(゚ぴ)
ラベル:名古屋ボストン美術館 ピカソ